奇跡の道・学習書

二部・第二百五十一課

 自分に必要なのは真実のみ。

 

 多くのものを探し求めたが、絶望しただけだ。こんどこそ一つのものだけを求めることにする、そのなかにこそ自分に必要なものがみなあり、それも自分に必要なものだけがある。以前、探していたものはどれもみな自分には必要ではなかったし、ほしいとも思っていなかった。自分にただ一つ必要なものに気づいていなかった。しかし、今は真実のみが必要だとわかる。そのなかでこそ、すべての必要なものは満たされ、欲しくてしかたがないという思いはみな静まり、希望することはついにすべて果され、夢は去っていく。いまや自分には必要だと思えるものは何でもみなある。いまや自分が欲しいと思えるものは何もかもみなそろっている。そしてやっと今、自分は平安に満たされているといえる。

 

 我らの御父よ、その平安に感謝を捧げます。我々が自分に拒んだものをあなたが戻して下さいましたし、まさにそれこそ自分たちが本当に望んでいたものです。


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