光は来た。
光は来た。あなたは癒されているので癒すこともできる。光は来た。あなたは救われているので救うこともできる。あなたは平安なので、その平安をどこにでももたらせる。暗闇や混乱や死は消滅した。光は来た。
今日、我々はあなたの長い不幸な夢が幸いにも終わることを祝う。今や暗い夢はない。光は来た。今日、光の時があなたとみんなのために始まる。それは新しい時代であり、そこに新しい世界が生まれる。古い世界はなんの形跡も残さず去っていった。今日、我々は違う世界を見ている、光が来たのだから。
今日の練習課題は嬉しい課題になり、そのなかで我々は、古いものが去り新しいものが始まったことを感謝する。過去からの影は残っておらず、我々の視覚を暗くしたり、許しが差し伸べてくれる世界を隠したりすることはない。今日、我々はその新しい世界を、自分たちが見たい世界として受け入れる。我々の望むものを与えてもらえる。我々は光を見ようと意図しており、その光は来ている。
長めの実践時間は、我々が許すことで見せてもらえる世界を見てみることに専心しよう。これこそ我々が見たいと思っていること、見たいのはこれだけだ。我々のたった一つの目的は、我々の目標を必然的なものにする。今日、実相の世界は喜びのうちに我々の前によみがえり、ついにすがたを現す。今や光は来たので、我々は見ることができる。
我々は今日、その世界に自我の影を見たいとは思っていない。我々は光を見ており、そのなかで世界中に天国が反映されているのが見える。長めの実践時間は、自分は解放されているという吉報を、つぎのように自分に言い聞かせながら始める。
光は来た。
自分はこの世界を許している。
今日は過去のことを思案しないほうがいい。過去の想念をすべて洗い流し、自分で作った概念を取り除いて、心を完全に開いておく。あなたは今日、 この世界を許したのである。まるで、今までいちども見たことがないかのように、それを見ることができる。あなたにはまだ、それがどんな風に見えるか分かっていない。見せてもらえるまで、待っているだけのこと。待っているあいだ、つぎのことばをゆっくりと本当に辛抱づよく七、八回くりかえす。
光は来た。
自分はこの世界を許している。
あなたが許したことで、あなたには洞察力を受けとる権利があるということを悟るがいい。聖霊は決して、こころよく許す者に見るという賜物を与え損ねたりしないことを理解してほしい。聖霊はきっと与えてくれると信じることだ。あなたはこの世界を許している。あなたが今か今かと待っているとき、聖霊は一緒にいてくれる。聖霊は真の洞察力で見えることを、あなたにも見せてくれる。それこそ聖霊の御意志であり、あなたはその聖霊と結ばれている。根気よく聖霊を待ってほしい。きっと来てくれる。光は来た。あなたはこの世界を許している。
聖霊を信用しているので、自分は失敗するはずはないと聖霊に伝えるがいい。そして、聖霊が約束してくれた世界を見るようになれると確信して待つことにする、と自分自身に言い聞かせることだ。この時点から先、あなたは違ったふうに見るようになる。今日、光は来た。だから、あなたは時間が始まったときから約束されている世界を見るようになるし、そこでは時間が終わると保証されている。
短めの実践時間もまた、自分は解放されているということを思い出させてもらえる、嬉しい時間になる。今日は特別なお祝いをする時だと、自分で十五分ごとに思い出すこと。神の恵みと御愛に感謝するがいい。あなたの見方を完全に癒してくれる許しの力を喜ぶことだ。この日が新たなる始まりだと確信してほしい。過去の暗闇があなたの目をさえぎってはいないから、あなたは今日きっと見ることができる。そして、自分の目にすることがとてもありがたいので、喜んで今日この日をいつまででも延ばそうとすることだろう。
そのあとつぎのようにいう。
光は来た。
自分はこの世界を許している。
もし、だれかが自分を暗闇に引き戻そうとしているように思えたら、伝えることだ。
光は来た。
自分はあなたを許している、と。
我々はこの日、神があなたの心を平静にさせようとなさっている日として、それにささげよう。あなたが洞察力で実相の世界を見はじめるのを祝うにつけ、今日はその平静さを意識的にたもち、それをあらゆるところに見るがいい、その実相の世界はあなたが本当にあると思っていた許されてない世界に、取って替わるために生じたのである。
