自分が見ていると思うすべての物事は想念を映し出している。
救いの基本方針ともいうべきことは ー 自分の見るものは自分の心のなかの過程を映して出しており、それはまず自分が望むものの想念から始まるということ。そこから、自分の心は心の願望を描きだし、それには価値があると判断するのでそれを見つけようと探し求める。こうして心が描いた像はつぎに外に投影され、見つめられ、本物だと見なされて自分のものとして守られる。正気を逸した願いからは正気を逸した世界が生じる。審きを下そうとすると、有罪判決を受けた世界が生じる。そして許そうとする思いからは穏やかな世界がうまれ、そこは神聖な神の子に慈悲深く、旅を続ける前にしばらく休息できる快い安らぎの場を提供してくれるし、その人のきょうだいたちにその人と一緒に歩んで行って、天国と神に通じる道を見いだせるように援助する。
我らの御父よ、あなたの想念は真実を写しだし、あなたのから離れた自分の想念は夢を作るだけです。あなたの想念が写し出すものだけを見つめることにします、あなたの想念、あなたのだけが真実を確立するのですから。