そして神御自ら、涙をみなぬぐいさってくださる。
御父よ、自分で審こうとしなければ、涙を流すようなことはないはずですね。苦痛を味合うことも有り得ないし、世の中から見捨てられたとか必要とされていないと感じることもないはずです。自分で審こうとなどしないので、ここが自分の安らげるところであり、したがってあなたが唯一意図なさっている ことです。今日こそ、それを非難することなく、許しによってすべての歪みから解き放たれた幸せそうな目で見つめることにします。自分のではなくて、あなたの世界を見させてください。そうすれば、自分が流した涙のことはみな忘れるでしょう、そんな涙の元はなくなったのですから。御父よ、今日はあなたの世界を審くつもりはありません。
神の世界は幸せである。それを見つめる者はただ自分たちの喜びを付け加えたり、自分の喜びを増す原因として祝福できるだけだ。我々が涙を流したのは、それが良く分っていなかったからである。しかし、自分たちの見た世界は間違っていたと分ってきたので、今日こそ神の世界を見ることにする。