許すことで苦しみや失うことはすべて終わる。
許すことが、苦しみは終わり失うことは不可能となり、怒りには何の意味もないという世界の光景を描き出してくれる。攻撃は去り、狂気の沙汰には終わりがくる。どんな苦しみをいま考えられるというのだろう。どんな損失を被ることが有り得るだろう。そうした世界は喜びに満ち、豊かで思いやりがあり、限りなく与え続けるような場所になる。今やそこは天国にとてもよく似ているので、それが反映している光そのものへとすばやく一変する。こうして、神の子が始めた旅路は本人がもともとそこからきた光のなかで終わっている。
御父よ、自分たちの心をあなたにお返しいたします。我々は自分たちの心を裏切って、万力で締めつけられたように辛い思いをさせ、暴力や死の思いで怖がらせていました。いまこそ、あなたのうちで再び安心させていただきます、あなたが創造してくださったままに。