奇跡の道・学習書

二部・第二百四十九課

 許すことで苦しみや失うことはすべて終わる。

 

 許すことが、苦しみは終わり失うことは不可能となり、怒りには何の意味もないという世界の光景を描き出してくれる。攻撃は去り、狂気の沙汰には終わりがくる。どんな苦しみをいま考えられるというのだろう。どんな損失を被ることが有り得るだろう。そうした世界は喜びに満ち、豊かで思いやりがあり、限りなく与え続けるような場所になる。今やそこは天国にとてもよく似ているので、それが反映している光そのものへとすばやく一変する。こうして、神の子が始めた旅路は本人がもともとそこからきた光のなかで終わっている。

 

 御父よ、自分たちの心をあなたにお返しいたします。我々は自分たちの心を裏切って、万力で締めつけられたように辛い思いをさせ、暴力や死の思いで怖がらせていました。いまこそ、あなたのうちで再び安心させていただきます、あなたが創造してくださったままに。


◀︎第二百四十八課第二百五十課▶︎

奇跡の道 -兄イエズスの教え- 購入先

「奇跡の道」には、ペーパーバック、電子書籍(Kindle)、PDFファイルがあります。また、読むのが困難な方、音声で聞きたい方のために、田中百合子さんご本人による「奇跡の道」の朗読がポッドキャストで無料配信されています。ご購入・詳細は、訳者・田中百合子さんのウェブサイトの「書籍ご案内」をご覧ください。

こちらからどうぞ ▶︎