奇跡の道・学習書

二部・第二百二十四課

 神こそ我が御父であり、御子を愛しておられる。

 

 自分の本当の真の身元は安全で気高いうえに罪はなく、輝かしいほど素晴らしく、まったく慈善心に富み罪責感を抱くことはないので、天国はその真の身元に光を与えてもらえるものと当てにしている。それがこの世界をも明るくする。それこそ御父が自分に与えてくださった賜物であり、自分がこの世界に与えるものでもある。与えたり受け取ったりできるのは、この賜物をおいて他にない。これこそ実在、これだけだ。これで錯覚は終わる。これこそ真理そのものである。

 

 ああ、御父よ、あなたは今でも自分の御名を御存知です。自分はそれを忘れていましたし、自分がどこへ行こうとしているのか、自分が誰なのか、何をしているのかも分りません。御父よ、今こそ思い出させてください、自分の目にする世界にはうんざりしているのですから。その代わりに見せようとなさるものを見せて下さいませんか。


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