奇跡の道・学習書

二部・第三百四十七課

 怒りは必ず審きを下すことから生じる。奇跡を自分から遠ざけておくために、自分自身に不利になるような審きを武器として使おうとする。

 

 御父よ、自分は自分の意志に反することを望み、自分が手に入れたいと意図することを望んではいないのです。我が御父よ、自分の心を正してください。それは病気です。しかし、あなたは自由を差し伸べて下さっていますので、今日こそあなたの賜物を自分の当然の権利として求めることを選びます。したがって、審きを要することはみな、自分に代わって審きを下すようにとあなたが与えてくださったお方に譲ります。そのお方は自分の目にするものを見ることは見ても、真実そのものが分っています。そのお方は苦痛を目にしながらも、それは本物ではないと判断し、癒されているものと理解するのです。そのお方が、自分の夢見ていることが自分に自覚しにくくさせている奇跡を与えてくれます。今日はそのお方に審きを下してもらうことにします。自分には自分の意志が分りませんが、そのお方はそれがあなた御自身のものだと確信しています。そして、自分に代わって話し、あなたの奇跡が自分のものになるように呼んでくれます。

 

 今日こそ、耳に手を当てて聞くことだ。じっと静かにして、神に代わって話す穏やかな御声が、あなたを神の愛しておられる御子だと判断したと保証してくれるのを聞くがいい。

 

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