奇跡の道・学習書

二部・第三百三十九課

 何であれ自分の頼むものを受け取ることになる。

 

 だれ一人苦痛を望んだりしない。ただ苦痛を快楽だと思うことはある。だれ一人自分の幸せを避けようとするものはいない。ただ喜びが苦痛を与えたり、脅威となったり、危険になったりすると思うことはある。だれもがみな自分の頼むものを受け取ることになる。ただ自分のほしいと思うものや、自分がこうなりたいと思う状態について、かなり混同することはある。では、それを受け取ると、その人は何をほしいと頼めるだろうか。その人は自分を怖がらせ、苦しみをもたらすようなものを求めている。今日こそ、我々は自分が本当に望むもの、それだけを求めると決心しよう、そうすれば、恐れを感じることなく、苦痛と喜びを混同したり恐れと愛を混同することなくこの日を過ごせるだろう。

 

 御父よ、この一日はあなたのものです。この日、何一つ自分だけでするつもりはありません、ただ何をするにもそこにあなたの御声を聞き、あなたが差し伸べてくださるものだけをお願いし、あなたが分けてくださる御思いのみを受け入れることにします。


第三百三十八課第三百四十課▶︎

奇跡の道 -兄イエズスの教え- 購入先

「奇跡の道」には、ペーパーバック、電子書籍(Kindle)、PDFファイルがあります。また、読むのが困難な方、音声で聞きたい方のために、田中百合子さんご本人による「奇跡の道」の朗読がポッドキャストで無料配信されています。ご購入・詳細は、訳者・田中百合子さんのウェブサイトの「書籍ご案内」をご覧ください。

こちらからどうぞ ▶︎