御父よ、自分はただあなたを思い出すつもりです。
御父よ、あなたの御愛をおいて、何を探し求めることができるでしょう。何か他のもの、自分がたくさんの名前で呼んでいた何かを探していると思っているのかもしれません。しかしあなたの御愛こそ自分の求める、いや求め続けた唯一のものです。本当に見いだしたいと思えるものは、ほかに何一つないのですから。あなたを思い出させてください。自分自身の真実をおいて、ほかに何を望むことができるでしょうか。
我がきょうだいよ、これこそあなたの意志そのもの。そしてこれを私と分かち、我々の御父たるお方とも分かち合っている。その御父を思い出すことこそ天国そのものといえる。これを我々は求めている。そしてこれのみ、我々に見いだせるようにと与えられるのである。
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