奇跡の道・学習書

一部・第三十三課

 この世界については、もう一つ別の見方がある。

 

 今日の想念は、自分にはこの世界を外面からでも内面からでも見ることがでるということを認めようとする試みである。朝と夕方の適用には、まる五分間はささげること。こうした実践時間中には、その想念をなんどでも楽にくりかえせるだけくりかえすといいが、急がずに適用することが重要である。自分の外に知覚することと、内面に知覚することとを交互によくよく見てみることだが、せわしく感じるような移しかたはしないほうがいい。

 

 自分の外側にあると知覚している世界をただ何気なく見回して、そのあと目を閉じて、心の中の思いを同じように何気なく見てみる。どちらにもあまり熱中しないでいるようにし、距離を保ちながら一日中その想念をくりかえす。

 

 短めの練習課題をできるだけ頻繁にすること。心が乱されるような誘惑を感じる状況が生じたときには、特にそれにもすぐ今日の想念を適用するべきだ。こうした適用をするときには、次のように言う。

 

 このことについては、もう一つ別の見方がある。

 

 不安を感じたら、すぐさま今日の想念をあてはめるということを覚えておくように。一分ほど静かに座って、胸の中でその想念を七、八回くりかえす必要があるかもしれない。こうした適用法には、たぶん目を閉じたほうが助けになるだろう。

 

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