奇跡の道 学習書｜二部【第三百四十五課】

　　今日、奇跡だけを差し伸べよう、それを自分に戻してもらいたいのだから。

　御父よ、奇跡はあなたの賜物をあなたの御子たる自分に反映します。そして自分が与える奇跡はことごとく自分に戻され、愛の法則は例外なく当てはまると気づかせてくれます。ここでさえもそれが働いていると思え、そうだと見分けがつくかたちを取っています。自分の与える奇跡は、自分がかかえている問題の解決にちょうど役立つかたちで返してもらえます。御父よ、天国ではそうではありませんね、そこにはなんの必要もないのですから。しかしこの地上では、奇跡は自分が与えることのできるどんな贈り物よりもあなたの賜物に近いといえます。では、今日はこの贈り物だけを与えることにします、それは真の許しから生まれるものであり、あなたを思い出すために自分が旅しなければならない道を照らしてくれます。

　今日、胸の中で探し求めているみんなが平安であるように。光が奇跡を差し伸べ、疲れた世界を祝福するためにきている。そんな世界が今日こそ安らぎを見いだすことだろう、我々は自分の受け取ったものを差し伸べるつもりでいるのだから。

奇跡の道 ー兄イエズスの教えー イエズス・著、田中百合子・翻訳 

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「奇跡の道 -兄イエズスの教え-」に収録されているこの学習書は、翻訳者の田中百合子さんに許可を得て掲載させていただいています。

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