
奇跡の道 学習書|二部【第三百三十八課】
自分に影響を及ぼすのは自分の思いだけである。
全世界に救いをもたらすのに必要なのはこれだけだ。この一つの思いによって、だれもがみな最後には恐れから解放されるのだから。だれであれその人には、今や自分を怖がらせるものは一人もいないし、自分を危うくできるものは何一つないと分っている。その人には敵はいないし、自分のまわりにあるすべてのものからは安全だ。その人自身の思いがその人を怖がらせるわけだが、そんな思いはその人だけのものなので、それを変えたり、それぞれの恐ろしい思いを幸せな愛の思いと交換する力は、その人がもっている。その人は自分自身をはりつけにしたということだ。しかし、神は御自分の御愛し子が贖われることになると計画しておられる。
我が御父よ、あなたの計画は確実です、ただあなたのだけが。ほかの計画はどれもみな失敗に終るでしょう。そして、自分は救いに導いてくれる御思いのみをあなたに授かっていると分かるようになるまで、自分を怖がらせるような思いを持ち続けることでしよう。自分のは失敗するだけで、どこにも導いてはくれません。しかし、あなたが授けてくださった御思いは自分を生家へ導いてくれると約束しています、それはあなたが御子に約束なさったことを含んでいるのですから。
奇跡の道 ー兄イエズスの教えー イエズス・著、田中百合子・翻訳
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「奇跡の道 -兄イエズスの教え-」に収録されているこの学習書は、翻訳者の田中百合子さんに許可を得て掲載させていただいています。
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