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奇跡のコースデイリーワーク

奇跡の道 学習書|一部【第三十六課】

  自分の神聖さが自分の見ているすべてのものを包んでいる。

 今日の想念はきのうの想念を、知覚する者から知覚の対象であるものへと拡張する。あなたは神聖であるというのも、あなたの心は神の御心の一部だからである。そしてあなたは神聖だから、あなたの視覚も同様に神聖であるに相違ない。「罪がない」とは罪を伴わないという意味である。あなたは少しだけ罪を伴っていない、ということは有り得ない。罪がないか、そうでないのか、そのどちらかである。もしあなたの心が神の御心の一部なら、あなたには罪はないにちがいない、そうでなければ神の御心の一部に罪があるということになる。あなたの視覚は神の神聖さに関連があるのであって、あなたの自我に関連があるのではない、したがってあなたのからだとは関係はないのである。

 今日は、三分から五分ていどの実践時間を四回は必要とする。それをできるだけ均等に何時間おきかにすることにし、一日中あなたを保護するものを護るためにも、短めの適用も頻繁にするようにつとめること。長めの実践時間はつぎのようなかたちでする。

 まず、目を閉じて今日の想念を七、八回ゆっくりとくりかえす。そのあと目を開けて、まわりをかなりゆっくりと見るようにし、何気なく見渡すうちに、なんであれ目につくものにその想念を適用する。たとえば次のように言ってみる。

  自分の神聖さがあのじゅうたんを包んでいる。
  自分の神聖さがあのかべを包んでいる。
  自分の神聖さがこの手の指を包んでいる。
  自分の神聖さがあのいすを包んでいる。
  自分の神聖さがあのからだを包んでいる。
  自分の神聖さがこのペンを包んでいる。

こうした実践時間中、なんども目を閉じて胸のなかでその想念をくりかえしてみる。 そのあとまた目を開けて、前のように続ける。

 短めの練習時間には、目を閉じてその想念をくりかえし、もういちどくりかえしながらまわりを見て、また目を閉じてもう一回くりかえして終わりにする。もちろん、適用するときはいつも、かなりゆっくりと、できるだけ楽な気持ちで急がずにすることである。

奇跡の道 ー兄イエズスの教えー イエズス・著、田中百合子・翻訳 


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「奇跡の道 -兄イエズスの教え-」に収録されているこの学習書は、翻訳者の田中百合子さんに許可を得て掲載させていただいています。

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