
奇跡の道 学習書|一部【第三課】
この部屋のなかで(この路上で、この窓から、この場所で)
自分の見ていることを、なにも理解できない。この想念を前の分と同じやりかたで適用することにし、どのような区別も、しないでやってみるがいい。何であれ目につくものが、この想念を適用するのに適した対象になる。何であれ、この想念を適用してみるのに適しているかどうかと、決して疑ったりしないことだ。こうしたことは判断するための練習ではない。なんであれ、目に付いたのなら、適している。それを見ると、どうしても感情的になってしまうものもなかにはあるだろう。そのような感情はわきに置くようにして、ただそうしたものを他のものと全く同じようにあつかうことである。
練習課題の大切な点は、あなたの心から過去を連想させることをすべて拭い去って、物事をいま自分に見えているとおりに見て、いかに自分がそうしたことについて、本当は少ししか理解していないか、それを悟ることができるように手助けすること。したがって、その日の想念を適用するものを選択するときには、十分に心を開いておいて、判断することでそのじゃまをさせないようにすることが、非常に重要である。こうした目的のためには、どれもこれも似たようなもので、同じように適しているので同じように役に立つといえる。
奇跡の道 ー兄イエズスの教えー イエズス・著、田中百合子・翻訳
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「奇跡の道 -兄イエズスの教え-」に収録されているこの学習書は、翻訳者の田中百合子さんに許可を得て掲載させていただいています。
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